一戸建て住宅の費用はいくらかかるのか

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一戸建て住宅の必要な経費はトータルでいくらかかるのか詳しく解説します。

一戸建て住宅に必要な費用

一戸建て住宅に必要な費用は、大まかに購入時にかかる費用と購入後にかかる諸費用に分けられます。

購入時にかかる費用

購入時にかかる費用は以下の通りです。

• 申し込み証拠金
• 手付金
• 印紙税
• 登録免許税
• 土地家屋調査にかかる費用
• 物件調査手数料
• 火災保険料
• 団体信用生命保険料

購入後にかかる費用

購入後にかかる費用は次の通り。

• 引っ越し費用
• 毎月のローン返済
• 住宅にかかる固定資産税
• 不動産取得税

一戸建て住宅の費用を抑える方法

一戸建て住宅の費用を抑える方法の一つに「値引き交渉」が挙げられます。値引きの相場が決まっておらず、判断は売主側にあることがほとんどです。売主に納得してもらわないと、いくら交渉しても値引きに応じてもらえません。

そこでここでは値引き交渉のコツをいくつかご紹介します。

購入申込書を記入する

値引き交渉に応じてもらうためには、購入意思が明確にあることを示さなくてはいけません。購入申込書を記入することで、「この人は購入する意志があるんだ」と判断してもらえます。購入申込書には購入希望価格を記入する項目があるため、「○○万円なら○○日」に契約するといった旨をしっかり記入しておきましょう。

ローンの事前審査をクリアしておく

売主側からすると、申し込みが複数同時に入ってきた場合に優先するのはローンの事前審査が完了している方です。なぜならその方がスムーズに契約できるため。ローン審査に落ちて契約できなくなってしまう心配がないため、信頼されやすいのです。スムーズに値引き交渉に応じてもらうためにも、ローンの事前審査をクリアしておきましょう。

値引き交渉が通りやすいタイミングを押さえる

値引き交渉が通りやすいタイミングは4つあります。

• 完成直後
• 前回の値下げから2～3か月後
• 分譲地の最後の1棟
• 決算期や年度末

上記のタイミングなら値引き交渉に応じてもらえる可能性が高まります。タイミングを見計らって値引き交渉をしてみてください。

注文住宅と建売（分譲）住宅の費用の違い

注文住宅と建売住宅は、かかる費用の内訳や価格帯に大きな違いがあります。

費用の内訳の違い

注文住宅の費用の内訳は、建物本体工事費・付帯工事費・別途工事費・諸経費・土地価格です。打ち合わせを重ねていく間に外観や間取りなどが決まるため、見積もりがコロコロ変わるのが特徴。予算に合わせて調節が必要となります。 建売住宅の費用の内訳は、土地建物の総額・諸経費のみです。

住宅の間取りや設備、仕様は決まっているケースがほとんどのため、予算に応じた住宅を購入しやすいのが特徴といえます。広告に表示される価格は諸経費が除かれている場合も多いため、売主に確認してから検討する必要があるでしょう。

価格帯の違い

注文住宅と建売住宅は価格帯に大きな差があります。令和元年度の調査によると、注文住宅の購入にかかる総費用の全国平均は5,085万円。それに対し建売住宅は3,851万円程度です。（※1）

注文住宅の建物本体工事費は1,500～3,500万円が一般的な価格帯となっており、建売住宅の建物価格は1,000～2,000万円台が一般的な価格帯です。 費用を少しでも安く抑えたい場合は、建売住宅を検討してみるとよいでしょう。

（※1）参照元：国土交通省 令和元年度 住宅市場動向調査
[PDF]https://www.mlit.go.jp/report/press/content/001347999.pdf