資産価値の高い家の特徴は？【住宅の選び方】

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先の読めない人生、大きな買い物である住宅購入を賢く進めるために注目したいのが「資産価値の高さ」です。資産価値の高い家を選ぶメリットや選び方を詳しく紹介します。

資産価値の高い家を選ぶメリット

資産価値の高い家は、言い換えれば「売却した時に高値で売れる家」。将来的に家を手放したくなった時、住んでいる家が高く売れれば手元にお金が残る可能性が高くなります。より資産価値が高い家を購入すれば、快適に住めるだけでなくもしもの時の備えとして機能する家になるのです。

例えば、5,000万円で購入した家が10年後に4,000万円で売れた場合(A)と2,000万円で売れた場合(B)を考えてみましょう。

A：4,000万円（査定額）-3,000万円（ローン残高）＝1,000万円　※ローンを返済してもお金が残る
B：2,000万円（査定額）-3,000万円（ローン残高）＝-1,000万円　※ローン返済のためにお金が必要

Aはお金が手元に残るのに対し、Bはローン返済のためにお金が必要な状態。両者で大きな差が開く結果になります。上記はあくまで一例ですが、購入する物件に資産価値があるかどうかを見極めることは、「引っ越しが必要になった時に住み替えができるのか」「もしもの時にお金に換えられるか」といったその後の人生を大きく左右する決め手になるのです。

資産価値の高い家の選び方

住宅の資産価値を見極めるためには、以下のような要素を確認してみましょう。自分で判断するのは難しいケースも多いので、不動産に詳しいプロにアドバイスをもらうのもおすすめです。

駅チカ・利便性が高い立地か

駅から数分にある住宅は資産価値が下がりにくい傾向にあります。駅周辺は役所や学校、スーパー、病院といった施設が集まりやすく生活の利便性が高いためです。同様に高速インターが近い、首都圏までの通勤が便利、といった条件が揃っている場所も資産価値が高めです。

災害リスクが少ないか

日本は自然災害の多い国のため、安心して住めるエリアはそれだけで需要が見込めます。水害や地震、津波といった災害に強い地域かどうかを確認しましょう。

水はけの悪い地域は大雨で浸水被害が発生する可能性があり、地盤が弱い地域は地震によって建物が倒壊するリスクが考えられます。また山崩れや地すべりの可能性がある土地は値下がりの要因になるので注意しましょう。

行政サービスが良いか

送迎バスの運行が多かったり、子育て支援が多かったり、行政のサービスが手厚い地域は住みやすいので人が多く集まります。地域に人が集まれば税収が上がり、さらに行政サービスが良くなる好循環に。住みたいと思う人が増えれば、それだけ資産価値が高くなります。

住宅の基本性能は高いか

建物そのものの性能も、住宅の資産価値を高める要素になります。どれだけ立地が良くても、住宅の耐久性に不安がある状態では買い手がつきません。地震や火災、防犯に対する性能の高さもチェックポイントになります。免震や制震、耐火構造、防犯性の高い窓やドアなどがあるかを確認しましょう。またメンテナンスが行き届いているかも重要です。