戸建ての中古住宅の選び方は？チェックするべきポイントまとめ

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中古住宅ならではのメリット

中古住宅とは、竣工から1年以上が経過している住宅または過去に人が居住したことがある住宅のこと。近年、中古住宅の流通は増加傾向にあります。中古住宅ならではのメリットは、新築物件よりリーズナブルな値段で買えるということ。

価格が安い分広くて便利な立地の物件も狙えるため、希望条件を叶えやすいでしょう。新築物件より選択肢が増えることから、駅近などの利便性や学校や職場に近いなどライフスタイルに合った住まいを見つけやすいです。

中古住宅の選び方について

耐震性が担保された物件を選ぶ

地震大国日本では、家の耐震性は家を選ぶ上で重要なポイントです。中古住宅を購入する際は、木造住宅の耐震基準が高い現行の改正建築基準法が施行された2000年6月以降に建てられた住宅を選ぶと安心でしょう。2000年以降では住宅性能表示制度が始まっていることから、耐震等級で構造の強さが示されている家も多いです。

もし1981年5月31日までに建てられた旧耐震の中古住宅を検討する場合は、今までに耐震診断や耐震補強を行なっているかどうかなども確認しておきましょう。

リフォーム可能な物件を選ぶ

中古物件を購入する方の中には、後でリフォームしようと考えているケースも多いかと思います。建物の構造には、リフォームしやすい工法とそうでない工法があるので注意が必要です。

戸建住宅に多い木造軸組工法の場合は間取りの変更が比較的容易ですが、2×4工法は壁を取り壊すリフォームが行えないため、間取りの変更に制約が生じます。もし無理に壁を取り壊してしまえば、建物全体のバランスが崩れる可能性があるため気を付けましょう。

売りに出された理由を確認する

なぜ売りに出されたのか、不動産会社を通じて確認しておきましょう。家の事情なのか、周辺環境の問題なのか、確認できる範囲でチェックしておくことが大切です。売りに出された理由によっては購入すべきではないかもしれません。

特に築年数が浅いのに値段が安い物件などは何かしら問題がある可能性があるため、しっかり調べておいた方がよいでしょう。

内見時にチェックするべきポイントは？

住宅の劣化の度合いや構造の確認

中古物件の内見時では、住宅の劣化の度合いや構造について確認することが大切です。建築士や住宅診断の調査員に依頼するなど第三者の専門家のチェックを受けることで、欠陥住宅を買うリスクを避けることができるでしょう。

会社によって検査内容はさまざまなため、事前に内容をしっかり確認し、信頼できるところに依頼してください。

設備関係のチェックを入念に行う

特に水回りのチェックは入念に行った方がよいでしょう。もし水漏れや結露が発生していた場合、木材や鉄骨など建築材料を腐らせてしまっている可能性がありますし、水道の配管工事のやり直しは想像以上に高額です。配管の割れはないか、水漏れはないかなどをチェックし、浴室内のタイルや窓周りの痛み方などもしっかり調べてみましょう。

また近年電化製品を使用することがますます多いですが、古い住宅はその当時に必要であった容量の配線しか施されていない可能性があります。電気の総容量は分電盤を見ればわかるため、事前に確認しておくことをおすすめします。

シチュエーションを変えて何度か訪れる

もしリノベーションをした物件であれば、新築のような見た目となっており魅力的に思えるでしょう。その時見過ごされやすくなるのが、日当たりや風通し、湿気などの条件です。日当たりや湿気などを確認するため、内見はできればシチュエーションを変えて何度か行ってみると良いでしょう。

とくに雨の日は晴れの日には分からない不具合をチェックできるためおすすめです。軒裏や壁に水シミはできていないか、実際に雨漏りがないか、下水があふれてきていないかなどを確認しましょう。