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こちらでは、角地の戸建てならではの特徴について、メリット・デメリットに分けて解説しています。また、注意が必要な「建ぺい率」や方角ごとの特徴などもまとめているので、角地の戸建ての購入を検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。
角地は、他の土地と比較すると資産価値が下がりにくい傾向があるため、人気があります。ですから、角地の戸建てを売却することになった場合なども、高い価格での売却を期待できます。
通常の土地の戸建てと比べて、より自由に間取りを決められるところも、注目すべきメリットです。たとえば、角地でない場合には、玄関を設置する方向は、基本的には道路側のみとなってしまいます。そうなると、その他の部屋についても、それぞれ少しずつ配置や設計の自由度が下がってしまうのです。
複数方向から太陽光が差し込むので、日当たりが良くなります。そうなると、居住空間に解放感が生じます。そしてもうひとつ、風通しも良くなります。通常の土地の戸建てと比較して、隣地と接する部分が少ないことが、その理由です。
たっぷりと光が差し込むことは、角地の戸建てが持つメリットのひとつではありますが、逆にデメリットにもなり得るため、注意が必要です。特に、西日が差し込む場合には、夏場の熱さがきびしくなる可能性があります。設計に工夫を加えるなどして対策するようにしましょう。また、交通量が多い通りに戸建てが面している場合には、防音対策や振動が必要になることもあります。
通常の土地よりも、地価が高い場合が多いです。そのため、仮に売却することになった際などはメリットになりますが、購入時には、より多くの費用がかかります。また、土地の価格が高いと固定資産税や都市計画税なども高くなるので、注意が必要です。
人目につきやすくなるので、場合によっては、目隠しとして周りにフェンスや塀などを設置しなくてはならなくなります。角地の戸建ては2つの面が通りに面しているので、そういった設備も2倍必要になります。
土地の面積における建築面積の割合のことを、建ぺい率といい、各自治体でその上限が決まっています。また、角地緩和という規則もあります。たとえば「街区の角にある」「河川に隣接している」など、一定の条件を満たす角地については、建ぺい率の上限が10%引き上げられる規則のことです。
隅切りという建築制限があります。自治体ごとに条件は異なるのですが、これは、角地の角の一部を道路や空き地などにしなくてはならないという決まりです。歩行者や車の安全確保を目的としています。
午前中の日当たりが良好な東側、そして日中の日当たりが良好な南側に面している戸建てです。しかも、西日は差し込みにくいので、日当たりについては理想的だといえます。けれども、その分、地価が高くなる傾向があります。
日中の日当たりに非常に恵まれており、リビングやキッチンを南側に配置するのに適した戸建てです。ただし、西日が差し込むため、暑さの厳しい夏場は室温が下がりにくくなるという欠点があります。
午前中および日中の日当たりは、それほど恵まれてはいません。しかも、西日の影響は強く受けます。そのため、設計や間取りに工夫を加える必要があります。ただし、地価は比較的安い場合が多いです。
東側が通りに面しているので、朝日は差し込みやすいですが、日中の日当たりについてはそれほど恵まれていません。そのため、北からの採光がしやすくなる設計を採用するなど、工夫をしている住まいも多くみられます。
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